【畑しごと】今日も畑日和。朝7時のしあわせのじかん。

コロナ休校になってから、毎朝続けている畑仕事。
オーガニック野菜を研究しまくって、体に良くておいしいお野菜をつくっているおじちゃまのところに弟子入りしています。
毎朝7時に畑で待ち合わせ。毎日毎日畑に行ってもやることは尽きず、そして毎回知らなかったことだらけで、学びの宝庫です。数日分まとめて記録します。
ねぎの植えつけ
ぶんけつねぎというネギを育てているそうです。
1本のねぎから、数本のネギにどんどん分けつしていくので、たくさん食べることができる。秋に種をまき、3月下旬に一度抜いて、1ヶ月ほど日陰で休ませておいて、5月の頭に再度定植、植え付けをしました。
1ヶ月近く土から出して置いておいても、全くダメになっていない、むしろ美味しさが増すなんて、なんて不思議な食べ物。







うっそーん!置いてるだけじゃーん!つっこみどころ満載じゃーん!風吹いたら倒れたそうだし、雨降ったら流れそうだし。。。
驚きまくっているわたしのとなりで、「だいじょうぶ!」とのこと。。。

ズッキーニの受粉

ズッキーニの雄花と雌花って、同時になかなか咲かないのよねー。。。昨年我が家の家庭菜園でも1かぶうえてみたけれど、雄花が咲いているときに雌花は咲いておらず、雌花がいい感じの時に雄花がない!という繰り返し。かぼちゃやズッキーニなどの受粉が必要なものは、菜園の広さがあり、いくつかの株がないと難しいね。。。

オクラのアブラムシとり

「オクラってねー、アリがアブラムシを呼んできて、養殖するんだよー」
ぬぬぬぬ???アリがアブラムシを養殖?ど、ど、どーいうこと?
「アリが、ピッピッ、こちらでーすってアブラムシを連れてきて、そこで飼い慣らすってこと???」
そうそう。そういうこと。アリはアブラムシの出す汁が好きだから、アブラムシを連れてきて、飼ってるんだよー。
まるで、人間が蜂を育てて、蜂蜜をもらうのと一緒じゃないの!アリも頭いいねー。。。というわけで、オクラが小さい頃に来やすいアブラムシくんにさよーならー。有機野菜ならではの虫との戦い。まめに毎日やっていこう。
捨てるものは何もない
お米や麦で残ったワラは、麦わら帽子になったり、家の屋根になったり、畑のマルチになったり、そりゃー昔は一つの植物からいろんな用途が広がっていた。食べ物の保存や住居の作り、農業もしかり、何から何まで、昔の人の知恵は本当にすごいことはなんとなくわかるけれど、具体的に知っていることが少ないのはなんとも情けない。
「生ゴミ」と「落ち葉」でつくる生ゴミコンポスト、「雑草」でつくる菌たっぷりの土、いたるところに登場するワラやもみ殻、壊れても修理して修理して使う道具。
「畑をやっているとね、捨てるものは何もないんだよ」と。
なんて美しくて、重い言葉なんだろう。
とった雑草も菌ちゃんたっぷり土づくりのため、ためていく。
便利で速くて簡単な使い捨て時代。もっと丁寧に、もっと大切に、もっともったいぶって、ひとつのものを循環させていきたいと強く強く思う。同じものを使い続ける、ひとつのものを形を変えて使いまくる、古くて汚いものを何度も蘇らせる、そんなところにとても魅力を感じる。

畑の隣では、お友達が田んぼしごと。
畑に田んぼに…
こんなにも近くに、太陽を浴び、土を触り、人と繋がれる場所がある。なんて豊かなのだろう。
コロナ休校がもしなかったら、こんなにも豊かで大切な時間に気づき、浸れる時間はなかったかもしれない。