【畑しごと】超ド素人の畑記録~コロナ休校を機に、無農薬有機野菜づくりのプロに弟子入りしてみた~

超ド素人の はたけ記録

7時に畑集合。このはやさにワクワクして朝の5時に目が覚める。
前日もそりゃ21時に寝ます♡

休校に入ったとき、ご近所の「自然農のプロのおじちゃま」に弟子入りのお願いにいきました。
ここではたらかせてください!!w
そして、毎日の朝の畑仕事も2ヶ月が経ちました。

このおじちゃま、家庭菜園ですが、
超超超研究熱心で、毎晩毎晩何十年も農業の本を読み、実践し、失敗し、試行錯誤を繰り返し、
いろいろな農家の方に質問したりしながら、我流をみつけてきたそうです。
自然農なら、出ている本は全部読んだことがあるから、知らないことはない!と!!!
それでも、どんどん本は出るから、今でも毎晩欠かさず読んで、日々研究中だそうで、
「農業ってすごいんですよ、昔の人の農業って深いんですよ」といつもおっしゃっています。

毎日作業をして、いろんなことを知ったり学んだりさせてもらっているのに、
そのままにしたらもったいない!ということで、記録用に書いておくことにしました。

今日の作業

【オクラを植える】

POINT 超密植栽培!!!
オクラって家庭菜園で育てると、大きくて固いのになりがち。
そこで『超密植栽培』!密集させて、めっちゃ近くに植えると、お互いに栄養や太陽をとりあい、小さくてやわらかくて、おいしいオクラになる。

☆①苗を植える☆
穴を掘り、腐葉土を入れて、土をかぶせて、苗を1株植える(2~3芽生えていても、そのまま植えてしまう)
最後に、苗の周りにぐるっと、黒炭をまいて、表面をなでてなじませる。

次の苗へ。隣に手を大きく広げた間隔くらい25cmをあけて、穴を掘る。すべての苗を、同じく植える。

☆②間に保険の種を植える
すべての苗を植え終わったら、苗と苗の間に穴を掘り、腐葉土を入れて土をかぶせ、種を5粒くらい入れる。
もしも苗がだめになったときに植え替えてもいいし、そのままぐんぐん伸ばしてもいい。
たくさんとれる! ↓昨年、オクラを収穫せずに種用に残し、真っ黒になるまで待つ。

 

【なすの苗を植える】

POINT1  長持ちして、背が高くなって、た~くさん収穫できるようにする!= 2段構えの土づくり
POINT2 コンパニオンプランツ ニラ君をぴったりと密着して植える
POINT3 なすとなすの間に、ピーナッツを植える。

☆①土づくり☆ 長持ちするために、土の下の下に、腐葉土の菌をつくる!(お~!菌ちゃんだ!)
ふかふかに耕した畝(牡蠣殻石灰でととのえてある)に、30cm直系、30cmの深さの穴を掘る。


下から
落ち葉 → 土 → 腐葉土 → 土 を入れて、乗って固める!
※ 菌ちゃん先生のDVDにあったぞ!土の上に落ち葉や雑草を下に入れて、その上にまた土を重ねると2ヶ月後くらいに菌ちゃんいっぱいの栄養たっぷりの土ができあがると。上の腐葉土鶏糞馬糞の栄養を根っこが通り過ぎたころ、また、一番下の落ち葉の腐葉土の力が効いてくるわけだ!5か月間、たっぷりとなすを取り続けることができるんだね。

その上に、黒炭(もみ殻を燻製にした真っ黒なもの)をまいて、表面で混ぜる。

☆②苗を植える☆
足で固めたところに、苗分の穴をほり、苗を植えて、土をかぶせ、また手に手に全身の体重をかけておし固める。ざっと60cm感覚くらい。
なすの根は三角にのびていく。まっすぐ下に伸びる根っこは給水するため、、横に伸びていくのは栄養を吸収するため。それを計算して栄養分の土に入れている。

 

☆③コンパニオンプランツのニラをお隣に!☆
お互いに助け合ってくれる相性抜群の相棒をお隣に。
なすと3cmもあげず、ぴったりとお隣に、にらを植える。

☆④なすとなすの間にピーナッツを植える
ピーナッツなど、豆類は肥料がいらない。豆類は、根っこにまるい粒ができてそこは根瘤バクテリアの巣。バクテリアが自分で窒素を作り出しているから、肥料(窒素リン酸カリ)が必要ない。

 

 

【ズッキーニの隣にもピーナッツを植える】

不織布の中で守られているズッキーニさんの周りに生えている雑草を抜いて、間にピーナッツを植える。草につく水滴が本当にかわいい。ピーナッツも去年の種をとっておいたもの。おじゃちゃまのおうちの中は、今、苗であふれかえってるのだろうなぁ。すてき。

 

 

【じゃがいも】 縛り上げ式!

※この日の作業はなし ※アンデスとピルカという芋も遊びで植えてある

POINT1 じゃがいもの苗をひもでしばりあげていく。少しのストレスを与えると、成長ホルモンがよく出て、おいしいじゃがいもになる。※このへんでやると、あたまおかしくなっちゃったんじゃないかと思われる方法(笑)
POINT2 土はカラッカラッの、栄養も水も上げない大地がいい。

ちょっとあそびのジャガイモも植えるんだって。
からっからっの大地から、大地を割って出てきたじゃがいもの芽。
地面がわれているところにはよく見ると芽がたくさん出ているよって。
肥料の分量を変えたりいろいろ実験をしてみたところ、肥料をあげないでつくったじゃがいもが自分には一番おいしかったんだって。

 

【にんじんまびき】

ニンジンの葉もしっかり伸びてきたので、1株1本に間引き。
小さくてかわいいにんじんさん。お昼のサラダでいただこう。

【かぼちゃの苗植え】

かぼちゃの発芽率は高い。10個の種を植えたら、発芽しないのは2つくらい。
かぼちゃの種を植えて、♪芽が出て、膨らんで♪。。。。

土に移植する。
4月の寒さには弱いのと、ウリハムシというかぼちゃの苗が小さいころによくくる虫にやられないように、不織布で防虫トンネルをつくるか、プラスチックのドームをかぶせて守る。
とにかく茎葉が長く大きく伸びるので、植える場所から、這わしていく場所が必要。

【とうもろこし第2弾植え付け】

あんまり感覚を開けなくても大丈夫。

【そのほかワンポイント】

〇アリ対策〇
畑をやっていると、たまに出会うアリの巣。。。うぎょぎょ。わたしなら、アリホイホイ置きたくなるけど、「アリは気にしないんですか?」と聞いてみた。
アリは「あぶらむしを養殖するんだよね~(養殖!え!?人間がはちみつほしくて養蜂するてきな??)そうそう。アブラムシが出す甘い汁がほしくて、アリはアブラムシを飼いならすから、アブラムシがたくさん来ちゃうからね、影響はあるけど、まぁ、いても大丈夫。アリはお掃除屋さんだからね」

〇もぐら対策
支柱を地面にさして、その先にペットボトルをさしておく。風が吹くと、カタンカタンと音が鳴る。地中にも振動がいき、もぐらくんに来ないでいただく。

〇腐葉土のつくりかた
コンポストに生ごみや雑草を入れて落ち葉をかぶせる。2~3か月で栄養満点の腐葉土に。
肥料としては、腐葉土に鶏糞と馬糞を混ぜて、土を使う。が、肥料がない方がいい野菜(豆類やじゃがいも、おいもなどそのほかいろいろ)もあるので、その時々ちがう。

〇黒炭
お米のもみがらを燻製にしたもの。通気性、透水性がよく、土に混ぜるといい。

〇コンパニオンプランツ一緒に植えることによって、お互いに虫をよけたり、病気を防いだり、成長を促進したり、栄養を与えあったりなどお互いに助け合うことができる、相棒的存在の野菜。

〇ニラの苗
半永久的に生え続けるニラ。わたしもお庭に植えたくて、ホームセンターでニラの苗を探しました(4月下旬)。でも、ないないないないどこにもない!調べたところ、ニラは一度植えると永遠に増えていくので、苗で売って需要がなくあまり売れないため、苗を売っている農家さんはほとんどないそう。なるほど。どうりで。
ニラを始めたい場合、ニラを育てているおうちから株分けしたもらうか、ニラの種から育てるか。もしくは、ヤフオクやメルカリで販売されているニラの根っこ(葉がついていると重さがかかるのと、根っこが弱りやすいため、葉は切ってうるそう)を買って、移植するといいんだって。

〇種から育てるとき
ポットで種を植えるときは、肥料をまぜてしまうと、肥料やけして発芽率がおちる。普通の土がいい。

〇固定種とF1種
・固定種というのは、1つの種から育って、また種がとれてと、代々受け継がれていくもの。うまくまわすことができれば、ずっと苗を買わずに、時代を超えて同じ形質の味や形でつくつことができる。おいしかった野菜の種を熟成させ、種を取り出し、来年まで乾燥させ、繰り返し使う。

・F1種というは、今市場で販売されている苗のほとんどはこれで、1世代交配、1代雑種、ハイブリット種といわれ、1世代で終わり、次の世代では実をつけることができない。生産性がUPしたり、形や味を作りやすかったり、毎年新しい苗を消費者が買うから儲かるといった理由で、多く使用されている。

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